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ニュースレターVol4 高ヒット
2016/2/24 21:04 投稿者: manager (記事一覧) [ 849hit ]

ニュースレター第4号です。

 

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第4回口頭弁論 3月25日(金)14:00~
さいたま地方裁判所101法廷へ

第3回口頭弁論、傍聴席は満員。熱気あふれる報告会
のらりくらりと逃げ腰の被告・さいたま市

 

 第三回口頭弁論が終了しました。口頭弁論に先立ち、原告、被告双方が準備書面を提出しました。
 被告準備書面では、
 「学習の自由が法律上あるいは憲法上保障されている権利だとしても、このことが『公民館だより』への掲載請求権という具体的な権利を発生させるものではない」
 「また、仮に掲載請求権が発生していたとしても、『公民館だより』の発行は拠点公民館長が権限を有するもので、俳句を掲載するか否かも拠点公民館長の判断によって、公民館の運営方針などからその適否を判断できることは当然である」と主張し、掲載を行わなかった理由は答弁書で述べた通りだとしています。
 その答弁書を見ると
「ア、当時、政府が憲法9条の解釈につき、従前維持してきた解釈と異なる解釈を示した。
イ、これに対し、野党側は、この解釈変更を強く非難することになった。
ウ、平成26年6月の時点では、これをめぐって政府与党と野党が対立し、一方国民の間でも、それぞれの意見が存在した。
エ、このような状況下で、原告が詠んだ「デモ」は、政府の9条解釈変更に反対するための意思を示すものである。
オ、ところで、公民館には、その性質上、党派性の無いこと、中立性、また、公平性等が求められる。例えば、社会教育法第23条は公民館が特定の政党の利害に関する事業を行い、又、公私の選挙に関し、特定の候補者を支持することを禁じているのもこの趣旨からである。
カ、三橋公民館と桜木公民館は、以上のような事情および『バラエティに富んだ親しみやすい公民館だより』という方針等を考慮した上、本件9条俳句を掲載しなかったものである。」とあります。
 この論理は当初公民館が不掲載の理由として示し、その後撤回した主張そのものです。
そのため原告、弁護団は求釈明書を提出し、被告準備書面、答弁書記載の不掲載理由は「2014年12月10日に三橋公民館から出された「公民館だよりへの俳句不掲載の訂正について」と題する書面で同年7月3日付けの主張を訂正した、その内容に立ち戻ることになるということなのか」
と問いただしています。
 この求釈明書に対する返答が第四回口頭弁論の焦点になると思われます。
 そもそも、被告の掲載拒否の事実・掲載拒否の態様が問題であり、学習権・表現の自由・人格権・掲載される権利・施設利用権を侵害していると私たちは訴えているのであって掲載請求権の有無を争っているのではありません。
 しかし、 被告が執拗に掲載請求権は存在しないとしているため、第三回口頭弁論で弁護団は掲載請求権について、その存在の法的根拠をパワーポイントを使って詳細に論証しました。
 また、求釈明書の趣旨を説明しましたが、被告はそれに反論することもなく、したがって論戦になることもなく裁判は終了しました。
(新井満)

 

氷雨の中の報告会は盛況
 口頭弁論終了後会場をほまれ会館(さいたま市岸町)に移して報告会を開催しました。裁判の傍聴ができなかった人も含めて約80人が参加し、裁判の状況を確認し合いました。
 開会にあたって市民応援団の代表、弁護団、原告とそれぞれ挨拶し、小内克浩弁護士から法廷で行った前回の裁判長からの宿題に対する回答、被告側の準備書面に対する反論等の説明がありました。事実認定に対する嘘、掲載請求権に対するあいまいな主張に対する堂々たる反論は裁判出席者に対し深い感銘を与えました。(ちなみに小内弁護士は就任間もない若手のホープ)
 続いてゲストスピーカーは北海道大学姉崎洋一名誉教授。社会教育の専門家として以前さいたまで勤務され、三橋公民館にも足を運んだ思いを込め、お話を頂きました
 「従来学校教育法で争われた裁判は数多いが、社会教育法で争われたのは図書館の事例1件のみ。その意味で社会教育施設の持っている機能やコンプライアンス、住民の教育の権利等明確にする意味で重要な裁判である。正しい手続きで選ばれた作品に対する憲法上の表現の自由、社会教育法が何たるかを全く理解していないのではないか。社会教育法23条は公民館を縛っている法律であり住民を縛っているものではない。館長の裁量権は検閲に当たるのではないか。事実認定で市側が嘘をつくなどとんでもない。句会は社会教育法10条、12条で権利が保障されている公の支配に属しない団体であり、国及び地方公共団体はいかなる統制、支配をしてはならないとうたわれている。
 学習権に関する事例として飯田の例がある。公民館の移転に関し利用が困難な人が出てくることに公民館みずから反対「公民館は市.の出先機関ではない」との理由で撤回させたことがある。学習の権利、コンプライアンス、ミッション等は最大限配慮されるべきなのである。裁判官の心証形成にはそれを支える住民の応援、声を出し続けることが大切である。この裁判は社会教育法上大切な裁判であり絶対勝たなければならない」
 続いて会場から13名の方の様々な意見が出され、「この裁判は絶対に勝つ」との決意を改めて皆で誓い合いました。
 最後に佐藤一子先生がまとめてくれ、一句披露して報告会は終了しました。
氷雨つき 俳句訴訟の 力技
(大庭和雄)

 

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