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第8回口頭弁論 高ヒット
2016/12/26 16:24 投稿者: manager (記事一覧) [ 562hit ]

12月9日午後2時、第8回口頭弁論期日が開かれました。裁判は、訴訟提起、主張・証拠整理、証人尋問、最終準備書面の提出、判決という流れで進行しますが、この日は、証人尋問前の主張・証拠整理の中間的まとめと証人の決定を行う重要な期日でした。この重要な期日で、当弁護団は、若手エースの石川弁護士と事務局長の久保田弁護士という盤石の二枚看板で弁論を行いました。

原告弁護団からは、まず、石川弁護士が、これまで証拠提出した社会教育学者の先生方の陳述書を踏まえ、学習権侵害の主張を網羅的に整理する弁論を行いました。石川弁護士は、憲法が保障する学習権の根本的意義から説き起こし、その保障を実質化するための社会教育法制や社会教育団体、公民館のあり方などについて明らかにした上で、さいたま市による九条俳句の不掲載が原告の学習権を侵害するものであると力強く断じました。石川弁護士の活躍によって、本裁判が学習権の裁判であることを、説得的に印象づけることができました。

次に、久保田弁護士が、これまでの裁判での原告の主張を総まとめする弁論を行いました。本裁判で、原告は、公民館だよりに九条俳句を掲載せよという掲載請求と、違法な掲載拒否によって原告に生じた精神的損害を賠償せよという国家賠償請求の2つの請求をしています。久保田弁護士は、それぞれの請求について争点を整理し、学習権、表現の自由、人格権、公の施設利用権、掲載される権利という5つの権利侵害の主張を改めて展開しました。

弁論に続いて証人の決定が行われました。弁護団は、本裁判が学習権をめぐる裁判であることから、社会教育の第一人者である佐藤一子先生、安藤聡彦先生の証人採用を求めてきましたが、裁判所はこれに強く抵抗していました。しかし、第8回口頭弁論期日では、裁判所は従来の姿勢を改め、安藤聡彦先生を証人採用し、佐藤一子先生を補佐人として採用する決定をしました。佐藤一子先生については、名誉教授としてご多忙を極める中、法廷で大学の授業のように社会教育の講義をしていただくことになり、このような貴重な機会を最大限活かすべく、弁護団としても全力を挙げてまいります。学者の先生以外についても、原告側が申請した証人は全員採用となり、とても良い流れで証人尋問に入ることができます。

このような良い流れを形成できたのは、この訴訟を理論面で支えて下さっている学者の先生方や、運動面で支えて下さっている応援団の皆さまのご支援のおかげです。2017年1月から証人尋問が始まり、この訴訟は最大のヤマ場にさしかかりますが、引き続き皆様方からのご支援を宜しくお願いいたします。

(弁護団 小内克浩)
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