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「九条俳句」俳句問題公開シンポジウム 高ヒット
2017/4/5 9:32 投稿者: manager (記事一覧) [ 418hit ]

「九条俳句」俳句問題公開シンポジウムに200人が参加

 

 九条俳句訴訟も大詰めを迎えた3月19日(日)、市民会館おおみやに於いて、「九条俳句」問題公開シンポジウムが開催されました。「九条俳句」訴訟の原告側意見書の内容を共有し、各地で起きている類似の問題の報告を受け、公民館・社会教育施設をめぐる課題が明らかになりました。シンポジウムは、埼玉社会教育研究会が主催し、「九条俳句」市民応援団も協力団体として事前の準備や当日の会場設営など担いました。

 

 シンポジウムは2部構成で、第1部は原告側意見書を提出した憲法や社会教育の専門家によるパネル・ディスカッション。最初に、弁護団の石川智士弁護士から「九条俳句」訴訟の経過が報告され、堀尾輝久東大名誉教授からは「市民の学習権と社会教育」、姉崎洋一北海道大学名誉教授からは「学習権保障と公民館」(メッセージ参加)、右崎正博獨協大学法科大学院教授からは「九条俳句不掲載と表現の自由」、長澤成次千葉大学教授からは「公民館だよりと地域住民の学習権保障」について、それぞれ意見書の内容が解説され、「学習権は基本的人権である」「不掲載は俳句の内容への介入であり、違法である」など、裁判の論点である「表現の自由」や「学習権」について意見が述べられました。日頃聞くことの少ない専門的立場からの議論は、新しい気づきや発見があり、内容の濃い学びの機会となりました。

 第2部は、「学習・表現の自由と社会教育」をめぐって各地で起きている類似の事件について。府中市美術館の学芸員からは、基地問題や労働問題に取り組んだ新海覚雄展「燃える東京・多摩 画家・新海覚雄の軌跡」をめぐって、上部から内容の見直しを迫られた事件、長野県池田町「町民と政党のつどい」実行委員会代表からは、野党各党を招いた意見交換会の公民館使用許可取り消し事件が報告されました。また、あきる野市中央公民館チラシ配架拒否事件について、公民館利用者ネットワーク共同代表のメッセージが紹介されました。各地で起きている事件を突き合わせることで、忖度が浮き彫りになり、あきらめないで告発していくことの重要性を確認しあいました。

参加者からは、「理論、実践ともに大きな収穫がある集会でした」「社会教育ということに興味が出ました」など感想が寄せられ、「九条俳句」訴訟の勝利を確信しながら終了しました。

なお、シンポジウムの詳細な記録とコメントが「月間社会教育」6月号に掲載されます。

(市民応援団 江野本)

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