投稿者 : manager 投稿日時: 2017-02-06 16:03:29 (404 ヒット)

1月20日午後2時、第9回口頭弁論期日が開かれました。
今回から3回の期日に分けて、事件の当事者・関係者の方々から、裁判所で直接お話を聞く、尋問という手続きが執られることになっています。
まず、佐藤一子先生が補佐人として、意見を陳述されました。
「補佐人」という制度は、あまり使われることのない珍しい制度で、その事件を審理する際に専門的知識が必要な場合に、専門家を裁判所に呼び、専門的な内容を分かりやすく説明してもらうことができる制度です。
この訴訟は、「社会教育」についての知識が必要不可欠で、専門家の佐藤先生から、この点について、分かりやすく、かつ力強くご説明をしていただきました。佐藤先生のご説明に対し、被告代理人からいくつか質問がされましたが、さすが佐藤先生は、簡潔にかつ、論理的にお答えになり、こちらの主張をさらに裏付けるようなお話をしてくださいました。
次に、本件俳句掲載が拒否されたときの代表代行の証人尋問が行われました。尋問という手続は、その証人を呼んだ側からの質問(主尋問)、相手方からの質問(反対尋問)、裁判所からの質問(補充質問)の順に行われます。
代表代行の主尋問は、私近藤が担当致しました。代表代行からは、俳句を学ぶようになって、普段の生活でも色々なことに関心を持つようになったこと、句会の活動によって他のメンバーの意見を聞くことができてさらに勉強が深まること、公民館だよりに載ることで句会のメンバー以外の人も俳句に興味を持ってくれたこと、など、まさに「社会教育」の「自己学習」と「相互学習」を体現している、素晴らしいエピソードをたくさんお話いただきました。本当であれば、時間をたくさん取って、もっともっとお話いただきたかったのですが、裁判所から与えられた持ち時間が30分だったので、泣く泣く尋問を終了させることとなりました。代表代行は、裁判の場でも、かつ、被告代理人や裁判所からの質問であっても、全く臆することも緊張されることもなく(少なくとも、私からはそう見えました)、堂々とご自身の言葉で、お話をしてくださいました。裁判所にも、社会教育の重要性が少しは伝わったのではないかと思います。
続いて、公民館だよりに俳句を載せることになった際の公民館の職員である平塚氏の尋問が行われました。この反対尋問は小内弁護士が担当致しました。主尋問と異なり、反対尋問は、事前に打ち合わせもできず、相手が何を話すのかが分からないため、準備が大変ですが、この尋問においては、公民館だよりの編集が、公民館職員の個人的な意見だけでなされているわけではないことを一定程度示すことができたと思います。
次回は、三橋公民館職員、三橋公民館長及び桜木公民館町の尋問です。今回のさい先の良いスタートの勢いそのままに、次回以降も良い尋問ができるよう、弁護団一同力を合わせて頑張って参ります。今後とも、裁判の傍聴や報告集会への参加など、引き続きのご支援よろしくお願い致します。
(弁護団 近藤里沙)


投稿者 : manager 投稿日時: 2016-12-26 16:25:40 (570 ヒット)

口頭弁論がいよいよ証人喚問の人選におよび、裁判長はいつになく言葉が多いと感じる法廷でした。  

その後、場所を市民会館うらわに移し、報告会を開催しました。

最初に応援団の代表から「1月、3月は証人喚問。大きなやま場なので、傍聴席をいっぱいにしたい」と意気込みを語り、「今朝、駅頭で右翼・JR職員・警察によって、チラシを配る『表現の自由』を妨害されたが、1時間近く抗議し、チラシを配布した」と報告されました。

弁護団の挨拶

 続いて、弁護団から3名の弁護士から挨拶があり、「佐藤一子先生に助言をいたがき、今回の口頭弁論が組み立てられた」と、それぞれ感謝が述べられました。その努力が実り、「佐藤先生が法廷で話せるのでひと安心した」との弁もありました。

原告と句会の仲間の挨拶

原告は、「裁判官に『ハトは泣いている』を見せれば良く判ると思う。どこから見ても勝てるし、勝たねばならない裁判。頑張ります」と挨拶。句会の仲間からは、「前回ゲストスピーカーの中垣さんは孤軍奮闘でした。私たちは全国や地域の多彩な応援で支えていただいている。小さな公民館の問題が全国的に拡がって追い詰めることが出来る」と挨拶されました。


投稿者 : manager 投稿日時: 2016-11-22 10:37:22 (368 ヒット)

青森在住の方から熱いメッセージが届きました。

応援ありがとうございます!!

 

***

 

横断幕を広げての写真、皆さんの自信に満ちた笑顔。闘にはこのような表情がとても大事なことだと感じます。

越谷市〇さんの御手紙、現在の日本人の生き方を如実に表した指摘と感じました。私達の生活、政治と関係ないものは一つとありません。

情緒的判断が優先する選挙。選挙には関心はあるが,政治には関心がない、という人達がまん延しています。

 

中垣克久さんのスピーチ「日本は孤島の中で、自分の価値観しか知らない極楽トンボだとつくずく感じた。

この事件で勉強したのは日本には知がないということ」。長く続いた鎖国制度が底流にあるのでしょうか。

陸続きでない国の位置がそうされるのでしょうか。限りなく情報が手に入る若者達が排除性を強めている背景は、一体どこから来るのでしょうか。 

 

三橋公民館に、「公正中立」を主権者に求めるアホ,と言いたいが、この背景は慎重に分析する必要があると感じています。

見えてくるのは自立心が弱く他人に依存しがちな日本人です。時流に媚び、上にへつらうことから脱却できない国民性です。つまり、9条俳句の掲載を拒否。理由は公正中立。私には、日本人の気質が見事に露呈した場面と映ります。

憲法99条,公務員も読んだことがないが、国民も読むことがない。生活の利便性が日本人から考える力を奪ってしまったようです。

これはとても怖いことです。理由は越谷市〇さんが御手紙に書いてくれています。

 

小さいことは大きなことの始まり。この手の伝染は早い。早いうちに萌芽を摘み取らなければなりません。闘争は不可欠です。

青森は雪がちらつき始めました。青森から応援しています。


投稿者 : manager 投稿日時: 2016-11-22 10:06:47 (384 ヒット)

本当に戦争の足音がひしひしと近づいてきていること、恐ろしく思います。
 さからわないように、ぶなんに生きようとすることが真実を見えなくしていくことの恐ろしさ、そしてそれは自分で良し悪しを判断することをできなくしてしまう。なんとなさけないことでしょうか。
何のお役にも立てないと思いますが、私も一会員にさせてください。

 今バスの中(旅行中)で書いております。

 乱筆乱文で失礼いたします

 

(越谷市Oさん)


投稿者 : manager 投稿日時: 2016-11-14 13:15:29 (390 ヒット)

第7回口頭弁論報告会

 第7回口頭弁論終了後、15時から市民会館うらわで報告会を行いました。 開会にあたって市民応援団から武内代表の挨拶があり、続いて弁護団からは法廷で行った主張や今後の進め方などの説明がありました。  

原告挨拶では、裁判所に提出した陳述書について、「拒否された経過を詳しく書き、公民館で学習したり、自由に表現することは憲法で保障されていること、しっかり守ってほしいと書いた。裁判長には憲法判断でいい判決を出してもらいたい」と述べられ、句会の仲間からも支援をお願いしたい旨の挨拶がありました。

 

ゲストスピーカーは

彫刻家の中垣克久さん

 

今回のゲストスピーカーは、中垣克久さん。映画「ハトは泣いている」に登場する彫刻家です。

最初に、「ハトは泣いている」を演出した松本武顕さんから中垣さんを紹介していただきました。「東京芸大彫刻科を出て、公費でイタリアに留学。中垣さんの名前を冠した美術館に飛騨市立彫刻庭園美術館がある」と略歴が紹介され、「都立美術館から作品の撤去を求められた中垣事件に対し、当時の美術界は全く無視だった。そこが市民運動として展開していく『九条俳句』事件と大きく違っていた」と振り返りながら中垣さんを紹介されました

 

中垣さんは、「事件の後、怪我したり病気になったり、人間って弱いものだと思った。『九条俳句』事件が羨ましい。私は文字通り孤軍奮闘でしたから」と話し始め、「学生時代の先生や仲間を見てきて、保守的だったり、世渡り人間だったり、誰を信用していいのかと思ったけれど、自分を信用できないで、人に依頼している自分に気づいた。それから自分でやりたいことをやって来た。それが今回の作品につながっている」と、作品作りのスタンスを話されました。

「私は芸術家ですから感覚的です。大学で教えていたとき、教授会にスケッチブックを持って行って、みんなの顔を書いていたら、面白いことに気づいた。人間って目ですよ。目を見れば、こいつはいいとか、悪いとか分かる。ドイツで、ヒトラーの写真の目をずっと見ていたら気持ち悪くなりましたから。今日初めて裁判所に来て、皆さんを見て、この人たちはいい目をしているな、この人たちなら大丈夫と感じた」。

「僕はこの事件で傷ついて、美術界からはスポイルされたが、日本は孤島の中で、自分の価値観しか知らない極楽とんぼだとつくづく感じた。この事件で勉強したのは日本には知がないということ。知とは『善悪を弁別する心の作用』と辞書に書いてある。いま知の怒りで一つのことを成し遂げていかないといけない時期に来ている。日本は70年前の振り出しに戻ってしまった。あほな歴史があったこの国を新しく変えようとした、70年前のあの思いが全部アベでなくなった。そのことを皆さんと考え、いっしょに頑張っていきたい」と、ときに笑いを誘いながらお話されました。

 

まとめと一句「秋日さし 俳句を守る つどい燃ゆ」

 

最後は、恒例の佐藤一子さんによるまとめ。「公運審について、公平中立について明晰な説明があった」と弁護団の報告を振り返った後、「社会教育学会は正式にプロジェクトチームを立ち上げ、さいたま市で継続的に研究会を持つ。年報では裁判長にこれだっと思ってもらえるような鋭い分析をしていきたい」と学会関係の動きが報告されました。

また、「『九条俳句』裁判は、社会教育法23条は圧力をかけるためには使えない、ということを知らしめた。中垣さんのお話にもあったが、戦後の原点に立ち返りながら運動を進めて行きましょう」とまとめられ、「秋日さし 俳句を守る つどい燃ゆ」の一句でしめられました。(江野本)


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