投稿者 : manager 投稿日時: 2017-11-01 13:37:10 (68 ヒット)

引き続き応援をお願いします

「九条俳句訴訟」原告

 

 10月13日、勝利判決が出されました。

 裁判所は、さいたま市が原告の思想信条を理由として、俳句を不掲載としたことは、不公正な取り扱いであり、違法であると認め、原告に精神的損害賠償として5万円の支払いを命じました。判決を受けて、10月16日、さいたま市に、九条俳句をすみやかに掲載すること。また、このような違法・不公正の再発防止の具体的な改善策をとること、の2点を申し入れ、その話し合いの場をもつこともあわせて求めてきました。

 この判決には不服の点もありますが、申し入れの2点を市が約束してくれるのなら、それで良い、もう終わりにしたいと思いました。これまでの3年4か月はとても重く長い時間でした。後期高齢者には、体力の面でも不安があります。さいたま市も、多くの主張が認められているのだから、まさか控訴はしないだろうと思っていました。ところが、10月20日、申し入れについての話し合いが持たれ、市側は、申し入れの2点を拒否したばかりか、控訴することを決めた、と担当の竹居秀子生涯学習部長は平然と言いました。控訴理由は、3年前から主張しているもので、今回の判決ではっきり不公正・違法とされたものを不服としているのです。にこやかそうに装っている表情は変えず、私たちの話にまともに答えない態度は、市民に対し、市の判断は絶対で、従うのは当たり前と言っているように思いました。こんなことが罷り通っていく先はどうなるか恐いことです。

 これでは、こちらも受けて立つしかありません。逡巡してやっと決めた裁判でしたが、やはり訴えて良かったと思います。これは俳句を載せるとかどうとかを越えた問題だと思います。小さな声に応えて下さったみなさまに心からお礼を申し上げます。

俳句の師(91歳)より「市のやり方に激怒している。もう少しふんばれ」と激励のファックスをいただきました。私はみなさまと共に、ふんばって参ります。どうぞ、引き続き応援をよろしくお願いします。


投稿者 : manager 投稿日時: 2017-10-20 23:44:23 (162 ヒット)

10月13日14時すぎ,さいたま地方裁判所正門に歓喜の輪が広がりました。

俳句「梅雨空に 『九条守れ』の 女性デモ」を公民館だよりに掲載しなかったさいたま市公民館職員らの行為が,「原告の思想や信条を理由として」「不公正な取扱いをした」もので「違法」であることが,裁判所に認められたのです。

勝訴です。

 

この裁判は,公民館から不掲載の電話が来た時に,「それは認められない。」と毅然とした対応をとられた,俳句会代表代行と作者である原告の勇気ある行動が原点でした。

九条俳句不掲載から約3年4か月,提訴から約2年4か月。

この間,有志のみなさんが立ち上がり市民応援団が結成され,1000名を超える会員をはじめとした多くの市民の方々が自らの問題として運動を作り上げてくださりました。

そして,「このままでは公民館,社会教育,民主主義が死んでしまう」という切迫感をもって,社会教育をはじめとする研究者の方々が,運動と訴訟を理論面からリードしてくださいました。

心あるジャーナリストの方々は,この小さくて大きな問題の本質を,全国に届けてくださいました。

このような皆様の想いを裁判所に届ける作業に僅かでも寄与することができたのであれば,弁護団員としてこれほど幸せなことはありません。

 

原告の女性は,私たちには計り知れないご苦労をされてきたことと思います。

しかし,このご苦労はまだ本当の意味で報われてはいません。

我々弁護団は,不掲載という違法状態が解消され,九条俳句が公民館だよりに掲載される日が来るまで,そして,さいたま市が同じ過ちを繰り返さぬよう体制を整備するまで,皆様とともに闘い続けます。

 

九条俳句訴訟原告弁護団事務局次長 石川智士


投稿者 : manager 投稿日時: 2017-10-15 21:13:17 (154 ヒット)

「…5万円…棄却」―裁判長着席、言語不明瞭気味の判決主文で聞き取れたのは2語のみ。32人の傍聴者が不審げに顔を見合わせる間に、退廷。20秒余りの寸劇のよう。

 

「勝利判決!」「市側の主張は断罪されました!」―27人の弁護団を率いる佐々木団長の言に「拍手と歓声」が沸いたのは閉廷から1時間余り後の報告会でのこと。

 弁護団も判決全文を吟味する間もないようであったが、「勝訴」には違いなく会場には安堵感と喜びが共有されていく中、司会者に促されて原告はじめそれぞれの発言。これらの独断的採録による報告―:

原告「勝訴の自信の一方、不安もあった。『不掲載は謝り』にホッとした思い。(事件は)ちっちゃなことだったがとても大事なことと認識するようになった。一方、3年4か月、(「公民館だより」の)九条句不掲載と俳句欄の空白がありながら、(掲載請求)却下は納得できない」

 

佐藤一子(社会教育学者/市民応援団)「全国に1万5千館ある公民館や図書館は社会教育のおける自由について足元を見つめる必要を促す判決。正当な理由、合理的根拠がないままの事件で、社会教育の現場に「公共性」を守ることが確認されたと理解できる。地域の学習施設に住民が主権者として社会に発信、問題提起したことに意義がある。行政と市民相互の信頼関係がないと社会は成り立たないことから、学習の場としての公的施設が地域住民の「表現の自由」を課題として受け止める必要がある。この後は(九条句を)「掲載させる」運動へ」

 

武内(市民応援団)「主役は私たち、『市民が主役』が確認された。掲載に向けて市側との交渉はこれから」


投稿者 : manager 投稿日時: 2017-10-12 11:22:00 (116 ヒット)

2017年7月27日の最終弁論の模様を弁護団事務局次長の石川弁護士に書いていただきました。

10月13日の判決に向けて、ニュースレターVol.15から引用して掲載します。

 

2017年7月27日(金)14時。2年余りに及んだ九条俳句訴訟第一審の最終弁論が行われました。

裁判期日を重ねるごとに,原告と被告の主張は多岐にわたりました。そこで,裁判のポイントを整理するため,3回の証人尋問の後,争点整理のための進行協議が2回にわたって行われてきました。最終弁論は,この争点整理を踏まえポイントを絞って行ったものです。

絞ったとはいえ,原告弁護団が最終弁論に向け裁判所に提出した準備書面は,4つに分けて合計90頁に及びました。

準備書面15では,九条俳句訴訟が全国での市民の表現・学習活動に対する行政の不当な介入を代表する訴訟の一つであることを確認し,とくに,公民館という社会教育施設で発生した事件であることから,裁判所に対し,公民館職員の義務の内容,管理権者の管理権の限界,公民館における学習活動の重要性について正面から判断していただきたいことを主張しました。法廷では,久保田事務局長から熱のこもった陳述がなされました。

準備書面16では,公民館だよりに九条俳句を掲載させるための論理を整理しました。内容は難解な部分もありますので,応援団HPで是非ご確認いただければと思います。法廷では,小内弁護士より,緻密で説得的な陳述がなされました。

準備書面17では,九条俳句不掲載により公民館職員が犯した義務違反の内容を確認するとともに,不掲載によって,原告の学習権ないし学習権を前提とする人格権としての公民館だよりにおいて学習成果たる俳句を発表する権利や,社会教育の自由が侵害されたことを確認しました。

準備書面18は根本弁護士と佐々木団長を中心に作成され,九条俳句不掲載により原告の表現の自由が侵害されたことを,パブリックフォーラムの理論等を踏まえながら,改めて確認しました。

これらの最終弁論を何とかまとめることができたのも,社会教育関係をはじめとする研究者の皆様の理論と実態とにわたる全面的なご支援と,各集会や傍聴席を毎回満員に埋めていただいた市民応援団の皆様の熱意の賜物です。

原告を中心に三位一体で築き上げてきたものが裁判所に響き,10月13日に歓喜の輪ができることを,今はただ祈るばかりです。


投稿者 : manager 投稿日時: 2017-05-24 13:23:27 (271 ヒット)

ゲストスピーカーは マネキンフラッシュモブ@かながわ

終了後、埼玉社会文化会館において報告会を行いました。市民応援団代表の挨拶に始まり、弁護団から久保田弁護士より総括的な報告と、証人尋問を担当した金子弁護士、川原弁護士から報告、証人として法廷に立った原告と当時の公民館運営審議会委員長の安藤聡彦さんから証人尋問を終えた感想などが語られ、句会の仲間からも挨拶がありました。恒例の俳句は、来栖いね子さんから「皆集い 勝利をめざし 五月晴れ」と詠みあげられました。

今回のゲストスピーカーは、#マネキンフラッシュモブ@かながわの共同代表朝倉優子さん。海老名駅前の自由通路でマネキンフラッシュモブを行ったことに対し、海老名市が条例で禁じた集会やデモに当たると禁止命令を出したのは、表現の自由を侵すと、横浜地裁に取り消しを求めた訴えの勝訴報告でした。

朝倉さんは、「原告と弁護団、応援団の団結のすごさにびっくりした」と話し始め、「私たちは3回で結審したが、通行の著しい妨げになるとは到底言えない、海老名市の禁止命令は違法という全面勝訴でした」と裁判の経過を報告。マネキンフラッシュモブについては、「センスよく、かっこよく、スタイリッシュにと始まった。やったら受けたし、楽しい」と。最後に、「『おかしい』と感じたことに石を投げた。権利は使わないと守れない」と訴え、「九条俳句」裁判にエールが送られました。

会場からは、金沢大学教授の浅野秀重さん、都内で社会教育指導員として働く山本さんと栗原さん、社会教育学会代表の長澤成次さんから発言があり、最後に佐藤一子さんから「今日の裁判で、社会教育の現場で一番大事にしなければいけないことが明らかになった。教育に対する権力的な統制がひたひたと迫ってきている。それぞれが自分の足元で止める努力を」とまとめられ、「原告と ともに歩みて 新緑眩し」の句でしめられました。

                             (市民応援団 江野本)

 

マネキンフラッシュモブ

マネキンに扮し、路上でプラカードを掲げるパフォーマンス。

 
   

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